音声コンテンツはどのように収録したり、番組をつくりあげるべきなのか?
その答えのヒントとなる、ラジオ配信アプリ「stand.fm(スタンドエフエム)」「himalaya(ヒマラヤ)」「Radiotalk(ラジオトーク)」のコンテンツをご紹介。
ラジオアプリ3社に学ぶ配信のコツ
stand.fm(スタンドエフエム)
stand.fmは、アプリの「設定」から「配信で大切なポイント(以下、全文)」が閲覧できます。
私たち運営チームが一番大事だと思っていることは、楽しんで配信を続けていただくことです。
配信を継続していくことで、あなたの放送に興味をもつ人が増え、リスナーも増えていくと思います!
stand.fmは、
・日々思ったこと、感じたことをゆるっと寝る前に収録したり
・友達と和気あいあいとコミュニケーションツールとして収録したり
・面白い話タメになる話を発信する場として使ったり
使い方は様々です。ちょっと空いた時間に、日常の習慣として、手軽に楽しくstand.fmを使っていただけたら嬉しいです。
これからも配信を楽しみにしています。
具体的なテクニックの話しではなく、マインド的なアドバイスとなっています。
楽しまないと続かない。続けないとリスナーが増えない。本当にそうだと思います。
himalaya(ヒマラヤ)
himalayaでは、録音時の環境について気を付けるべきことが掲載されています。
音声コンテンツ制作時のワンポイントアドバイス
- イントロを入れる(タイトルコールのようなもの)
- 挨拶(例:”ヒマラヤをお聴きの皆さん、こんにちは。(略)”)
- BGMを活用する(フリー音源)
フリー音源サイト
・魔王魂:
https://maoudamashii.jokersounds.com/
・DOVA-SYNDROME :
https://dova-s.jp/録音時の環境
- 生活音が入らないようにする。
- 周辺のテレビや家電機器などは消す。
- 窓やカーテンなども閉めて、外の音が入らないように対策をする。
- 特に、家で録音する場合は、カーテンを閉め、室内の反射音を軽減させる。
マイクセッティング(録音機器)
マイク(録音機器)は机に置く、または固定する。
録音時のマイク(録音機器)との距離
- マイク(録音機器)との距離は一定にして録音する。(音量が一定になるため。)
- マイク(録音機器)と口の距離は15~30cm程度で、録音する。
基本的なことですが、基本ができてこそだと思うので、意識すると良いでしょう。
Radiotalk(ラジオトーク)
Radiotalk(ラジオトーク)は、公式サイトに「配信のコツ」が掲載されています。
収録開始ボタンを押して3秒沈黙、「えーっと…ということで始まりました、私のラジオは…」。
ここまでで10秒経過。
あなたのトーク、そんな風に始まっていませんか?Radiotalkでは、収録された時間に対してどれくらいの長さが聴かれているか、データを取得しています。そこで見えてきている事実として、【開始5秒】のものと【半分以上再生されるもの】とで有意差があることがわかっています。
また、Radiotalkでは利用シーンのヒアリングを行なっています。一部の方に共通して見えた動きとして、次の動作がありました。1.タイトルが気になって再生する ↓
2.リストに戻る ↓
3.流れているトークと比べてもっと気になるタイトルを見つけたら、そのトークを再生する(=再生時間わずか10秒ほど) ↓
4.流れているトークに満足したら、スマホを手放して流し聞きするつまり、(気を落とさずに聞いてほしいのですが、)「これを聴こう」と決める前に、「このトークを聴くことで、これからの時間を楽しめるかな?」と疑いながら聴いているのが、トークの冒頭部分になるのです。5秒で再生が停止されたトークについてはおそらく、他のトークと比べる前に「なかなか始まらないな」「退屈しそうだな」と思われてしまった可能性があります。
「最初の5秒」まずはここを意識して、リスナーの心を掴みましょう!
ラジオ配信は、「出だし(つかみ)」が何より大切なんだそう。
最初の5秒で
- 面白そうか?
- 役に立ちそうか?
- 話し手は信頼できそうか?
が問われます。
面白そうなコンテンツを目指しているのなら、冒頭で明るく元気にあいさつすべきだと思います。
役に立つコンテンツを提供したいなら、何について話すのか?はじめに明示するべきだと思います。
お金や健康にかかわるコンテンツを発信しているのなら、信頼できそうな真面目で堅実な話し手の方が良いかもしれません。
このように、自分の目指している方向性にあった「出だし」を意識するとリスナーの心を掴むことができそうです。
まとめ
- stand.fm→「楽しむこと」と「続けること」が大切。
- himalaya→「イントロ+挨拶+BGM」はオリジナリティあるものを。録音時の環境やマイクの位置など基本的なことを気を付ける。
- Radiotalk→「出だし(つかみ)」が何より大切。最初の5秒でリスナーの心をつかむ。