自民党の議員連盟は、少子化対策を強化するため、出産費用を助成する「出産育児一時金」を赤ちゃん1人当たり、現在の42万円から4万円以上引き上げることなどを求める提言をまとめました。
このニュースどういうことか?詳しく解説します。
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出産育児一時金とは
出産育児一時金とは何か?ですが、これは出産経験のある女性ならご存じの通り、分娩費用の補助として支給されるもの。
つまり、出産費用を一部負担してくれる補助金です。
出産育児一時金は、2020年時点では42万円となっています。
ちなみに、ウチの場合分娩費用が約650,000円でした。なので、出産育児一時金42万円を引くと、だいたい23万円の自己負担です。
今回の提言の内容
今回の提言では、出産にかかる費用が都市部を中心に年々上昇し、自己負担が増えているとして、出産育児一時金42万円から4万円以上引き上げるよう求めています。
少子化対策を強化するため、自民党の議員連盟は、出産費用を助成する「出産育児一時金」を、赤ちゃん1人当たり、現在の42万円から4万円以上引き上げることなどを求める提言をまとめました。
出典:NHK NEWS WEB
たしかに、4万円も引きあげてくれたらウレシイように思います。ですが、この提言には問題があります。
それは、一時金を引き上げると、今度は病院側が分娩費用を引き上げる可能性があること。そうなると、結局、自己負担金額は変わらず、病院側が儲かる仕組みができてしまいます。
先進国では、出産にかかわる費用が一切かかりません。僕の姉が住んでいるカナダでは、分娩費はすべて無料です。しかも、無痛分娩が主流で、その費用も国が負担してくれます。
それと、今回の提言は「少子化対策」を目的としていますが、出産一時金がちょっと増えたからと言って、正直、ウチは「2人目、3人目を産もう!」という気にはなりません。
子育ては出産してからお金がかかるものです。その辺の手当も見直してほしいなと感じました。そうしたら、2人目のことにも積極的に考えられます。