赤ちゃんに手軽に食べさせられる食材の1つに「ツナ缶」が挙げられます。
魚は調理が面倒な離乳食ですが、ツナ缶なら皮や骨が取り除かれており、加熱・密閉してあるのですっごく便利。栄養価も高いとあって、忙しいママさんにも重宝します。
でも、どんなツナ缶を、いつごろから、どうやって与えるべきか?迷いますよね。
そこでこの記事では、
など、赤ちゃんに食べさせるツナ缶のよくある疑問を解決いたします。
これからツナ缶を赤ちゃんにはじめて食べさせようと考えているお母さんのご参考になれば幸いです。
ツナ缶の栄養素
ツナ缶の原料は「まぐろ」や「かつお」。良質なたんぱく質やDHAを豊富に含みます。
ツナ缶には油漬けと水煮がありますが、ヘルシーなのは水煮。油漬けに比べてカロリーは¼なので離乳食向け。油漬けのツナ缶を食べさせるときは、必ず油抜きをしてください。
赤ちゃんはいつからツナ缶を食べられる?
ツナ缶を離乳食で食べさせる時期は生後7ヵ月から。加熱・密閉されているので基本的にそのまま食べさせてOKです。
生後7ヵ月から
赤ちゃんがツナ缶を食べられるのは、生後7ヵ月以降から。
ツナ缶の原料である「まぐろ」や「かつお」などの赤身は脂肪が多いため、生後5~6カ月ごろのゴックン期にはまだ早いです。7ヵ月のモグモグ期以降から離乳食に取り入れましょう。
そのまま食べさせてOK?
赤ちゃんにツナ缶をそのまま食べさせていいか?は、そのツナ缶の種類によります。
食塩や油が添加されていないツナ缶でしたら、そのまま食べさせても大丈夫。ツナ缶は、加熱してから密閉されているので、加熱の必要はありません。
心配であれば、ラップをかけて加熱しても良いでしょう。ラップをかけないと、電子レンジで爆発して掃除が大変になります。
油漬けのツナ缶、味付けされているツナ缶は熱湯をかけて油・塩抜きをしてください。
離乳食のツナ缶の選び方
赤ちゃんに食べさせるツナ缶は添加物の少ないものを選びましょう。
添加物の少ないツナ缶を選ぶ
ツナ缶によっては、食塩や油だけではなく、野菜スープや帆立貝エキス、調味料などが添加されていることがあります。
赤ちゃんに味付けされているツナ缶を食べさせるのはまだ早いので、離乳食期は食塩不使用で添加物が少なく、ノンオイルタイプのものを選べば安心です。「水煮」と書いてあるツナ缶はノンオイルです。
食塩や油が入っているタイプのツナ缶も、油・塩抜きをすれば大丈夫です。
おすすめのツナ缶は「純」
では、赤ちゃんに食べさせるツナ缶は、どれがいいのでしょうか?
スーパーのツナ缶売り場に行くと、実にさまざまなツナ缶が並んでいます。食塩不使用のツナ缶、「マイルド」と記載されたツナ缶もありますよね。
選び方は人それぞれですが、私の個人的おすすめは「天然水でつくったシーチキン純」です。
「天然水でつくったシーチキン純」とは
商品名 | 天然水でつくったシーチキン純 |
内容量 | 75g |
エネルギー(kcal) | 1缶当り・液汁含む 58kcal |
賞味期間 | 36ヶ月 |
アレルギー物質 | 無し |
栄養成分 | 1缶当り・液汁含む たんぱく質13.4g 脂質0.1~1.4g 炭水化物0.1g ナトリウム83mg 食塩相当量0.2g |
原材料名 | きはだまぐろ |
主な原料の産地 | きはだまぐろ (中西部太平洋、インドネシア近海、インド洋) |
参考価格 | 398円(3缶) |
食塩不使用、天然水のみを使用した水煮タイプのシーチキンです。食べやすい細かいフレーク形状にしました。容器は開けやすく、切り口も安全な「やさし~る缶」を採用しました。
おすすめのポイント
このツナ缶は
- 油が入ってない(水煮)
- 天然水のみを使用
- 食塩不使用
- 容器が開けやすい
- 調味料(アミノ酸等)など無添加
なので、赤ちゃんにそのまま食べさせられます。
原料である「きはだまぐろ」の産地はさすがに国産ではなく、中西部太平洋・インドネシア近海・インド洋ですが、それでも添加物無添加のツナ缶はなかなかないのでおすすめです。
これは注意!添加物の多いツナ缶
味付けがされたツナ缶は、添加物がたくさん入っています。
たとえば、いなば食品株式会社の「ライトツナ スーパーノンオイル」には食塩以外にも化学調味料などが添加されています(以下)。
きはだまぐろ、野菜スープ、ナチュラルミネラルウォーター、食塩、帆立貝エキス、調味料(アミノ酸等)、紅藻抽出物
大人が食べる分には全く問題ありませんが、赤ちゃんにそのまま食べさせるには不向き。熱湯で油・塩抜きをするか、食塩無添加でノンオイルのツナ缶を選んでください。
ツナ缶の油・塩抜きの方法
熱湯で油・塩抜きする
- 茶こしにツナ缶をうつす
- 汁をきって、熱湯を回しかける
- 水気をきって器に盛る
食塩が添加されているツナ缶や油漬けのツナ缶は、できるだけ塩分や油分を取り除きます。
油・塩抜きするには、茶こしなどにツナ缶を入れて汁をきり、熱湯を回しかけるだけ。
油や塩抜きはいつまでやる?
食塩や油が添加されているツナ缶は、熱湯をかけても完全に抜くことはできません。1歳くらいまでは少量を使うようにし、それ以降は缶の汁をよくきるだけでOK。
油・塩抜きをするのが面倒なら、食塩無添加でノンオイルのツナ缶を選ぶと手間が省けて楽です。
ツナ缶を食べた赤ちゃんの反応は?
【離乳食中期】ツナ缶をはじめて食べる赤ちゃんの反応は?tuna canning baby food
動画の目次
天然水でつくったシーチキン純を生後7ヵ月の息子に食べさせてみました。
ツナ缶を食べさせるときのコツは、食べやすくほぐすこと。フレークタイプのツナ缶でも、細かく崩れている部分と、大きな塊になっている部分があります。生後7ヵ月くらいの赤ちゃんに食べさせるときは、大人が箸などで細かくほぐすと安心です。
ツナ缶の残りは冷凍できる?
赤ちゃんはツナ1缶まるごとは食べられないので、開封したツナ缶の余りは冷凍するか、大人が食べます。
冷凍方法
ツナは1缶分を製氷皿やシリコンカップなどに小分けして冷凍し、凍ったらフリーザーバッグに移して保存します。
小分け容器で冷凍すれば、ツナ缶に入っているうまみの出た汁も一緒に冷凍できます(水煮の場合)。
油や塩が添加されているツナ缶は、一度熱湯で油・塩抜きをしてから冷凍しましょう。
ただ、解凍後のツナはボソボソした食感になることがあるので、この場合に赤ちゃんが食べないのなら、おかゆなどに混ぜて食べさせるか、冷凍はせずに余ったら大人が食べるようにすると良いです。
-
フリージングした離乳食はいつまでに食べきる?1週間以上は大丈夫?
フリージング(冷凍)した離乳食は、いつまでに食べきるべきか?1週間以上経過したものは食べさせない方が良いのか?市の栄養士さんに聞いたのでご紹介します。
続きを見る
まとめ
- ツナ缶は良質なたんぱく質やDHAを豊富に含む
- 離乳食で食べさせる時期は生後7ヵ月以降から
- 赤ちゃんに食べさせるなら食塩・油が無添加のツナ缶が便利
- 食塩・油が添加されているツナ缶は茶こしにうつして熱湯をかける
- 余ったら製氷皿などで冷凍し、凍ったらフリーザーバッグに移して保存
ツナ缶は、手軽にたんぱく質がとれるおすすめの離乳食です。
食塩・油が無添加のツナ缶を選べば塩・油抜きをする必要がなく、そのまま食べさせられて便利。
生後7ヵ月を過ぎたころから、積極的に食べさせてみてくださいね。
-
ダイソーの離乳食をフリージングできる冷凍トレイを買ってみた
100均ダイソーに売っている、離乳食用の冷凍トレイを買ってみました。今まで、普通の製氷機で離乳食をフリージングしていて取り出しづらかったので、離乳食用の冷凍トレイを使ってみました。
続きを見る