ドライバーや育児中の方なら一度は見たことのあるであろう「赤ちゃんが乗ってます」マーク。
なんでこのマークがつくられたのか?疑問に思ったので調べてみました。
「赤ちゃんが乗ってます」マークとは
「赤ちゃんが乗ってます」マークとは、黄色と黒の2色で赤ちゃんのシルエットと「赤ちゃんが乗ってます」の文字が書かれたマークのこと。このマークを車の後ろに貼ります。
車を運転する方や、育児中の方なら1度は見たことあるかと思います。
最近ではおしゃれなデザインもあります。有名キャラクターを起用し、英語で「BABY IN CAR」と書かれたマークも人気。
一方で、最近ふざけたマークも多いです。たとえば、「赤ちゃんしか乗ってません」「特に誰も乗ってません」「赤ちゃんが調子にのってます」など、パロディ商品が出回っています。
「赤ちゃんが乗ってます」マークを貼る義務は?
このマークを車に貼る義務はありません。免許とったばかりだと初心者マーク貼らなければなりませんが、赤ちゃんを車にのせるとき「赤ちゃんが乗ってます」マークを貼る必要はありません。
ですので、ウチは貼ったことがありません。1歳の子どもがいて車に乗せますが、貼ろうと思ったことは一度もありません。
じゃあ、なんでこのマークがつくられたのか?どういう目的なのか?気になったので調べることにしました。
「赤ちゃんが乗ってます」マークの発祥
このマークの発祥は1980年代のアメリカ。
ベビー用品メーカー「セーフティーファースト社」が、世界で初めて「BABY ON BOARD!(赤ちゃんが乗っています!)」というマークを発売。類似商品の「CHILD ON BOARD!」マークとともに、2年間で300万枚を売り上げる大ヒットになりました。
考案者であるセーフティーファースト社のマイケル・ラーナーさんは、当時の「ニューヨーク・タイムズ」のインタビューでマークを作った目的についてこう語っています。
交通事故で赤ちゃんが命を落とすケースが多かったことから、周りのドライバーに注意を促し、子供の安全について意識を高める目的だった。
つまり、まわりの車に注意を呼びかける目的でつくられたんだそう。
インターネットでは、「考案者が子どもを亡くしたために作った」「事故時にレスキュー隊へ子どもの存在を気づかせる意味がある」といった噂話もありますが、これは全部デタラメ。
個人的には、車を運転している時は誰が乗ってようが関係なく注意するべきだから、そんなマークは要らないと思うんですが、最近は「あおり運転」とかが怖いから、こういうマークをはっておけばもしかしたら「あおり運転」の抑止力になるかもしれないですね。
小さいお子さんがいて車に乗せる頻度が高い人は、このマークを貼ってみると良いかもしれませんね。
まとめ
「赤ちゃんが乗ってます」マークの発祥は1980年代のアメリカ。
開発者のマイケル・ラーナーさんによると、まわりの車に注意を呼びかける目的でつくったそうです。