私の住んでいる埼玉県川越市では、母子健康手帳と一緒に「父子健康手帳」をパパに配っています。実際に父子手帳をもらってきたので、いつもらえるのか?どんな内容が書いてあるのか?をご紹介します。
「父子健康手帳」とは?
冊子名 | 父子健康手帳 |
監修 | 国立国際医療センター院長 鴨下 重彦 |
サイズ | A6 |
ページ | 表紙4ページ+本文32ページ |
父子健康手帳(読み方:ふしけんこうてちょう)とは、各自治体からパパになる男性に配られる、妊娠・出産・育児に関する情報が記載された冊子です。
本手帳でははじめてお父さんになる方に、父親となる心得から、いかにして妊娠中の奥さんをサポートするか、妊娠中、出産から、子育てまでを総合的にアドバイス。いままではあたりまえのように奥さんにやってもらっていた家事を代わりにやったり、生まれてきた赤ちゃんの世話をしたりと、奥さんの精神的・肉体的な支えとなることはいくらでもあります。この手帳を読んで、赤ちゃんと一緒に、父親として成長していきましょう!
父子手帳のもらい方
対象者
父子手帳がもらえるのは、妊娠した妻を持つ男性です。
父子手帳は、自治体によって配っていないこともあります。私の住んでいる埼玉県川越市では配布していました。自治体によっては「父子健康手帳」ではなく「父親ハンドブック(東京都)」と名称が違うこともあるようです。
時期
父子手帳は、母子手帳と一緒に自治体から配布されます。
母子手帳がもらえるのは、赤ちゃんの心拍が確認できてから。妊娠周期で言うと、3カ月後半ごろです。そのころになると、通っている産婦人科の医師から「母子手帳をもらってきて」と言われます。母子手帳をもらいに行ったら、自治体から父子手帳も一緒にもらいます。もちろん無料です。
場所
父子手帳がもらえるのは、役所や市民・区民センターなどです。母子手帳がもらえる場所と一緒なので、お住いの地域の自治体ホームページで確認しましょう。
持ち物
父子手帳をもらうために必要な持ち物はありません。
ただし、父子手帳と一緒にもらう母子手帳は、身分証などの持ち物が必要です。各自治体によって異なるので、妊婦さんは持ち物についてよく確認しましょう。
父子手帳に書いてある内容
父子手帳には、母体の心身の変化や子供の成長と、その時々の父親としての役割をまとめたほか、子育てに必要な知識を幅広く掲載してあります。
私の夫がもらった父子手帳には、以下のような内容が書いてありました(全32ページ)。
- つわりの時期の夫のサポート
- 赤ちゃんの成長と妻の体の変化
- 夫婦でできる妊婦体操
- 夫の家事の手伝い方
- 夫の料理(レシピ)
- 夫婦二人でそろえるベビー用品
- 出産のときに夫がやるべきこと
- 産後の夫のサポート
- ミルクの作り方
- お風呂の入れ方
- おむつの替え方
- 赤ちゃんとの接し方
母子手帳との違いは、記録する箇所がほとんんどないこと。母子手帳には赤ちゃんの成長や検査について事細かに記載しますが、父子手帳にはこういった記入欄がありません。基本的に、「読み物」として役割です。
父子手帳が欲しいのに、住んでいる自治体が配っていないのなら、パパ目線の育児本を買っても良いと思います。育児本の方が幅広く学べます。
まとめ
父子健康手帳は、各自治体からパパになる男性に配られる、妊娠・出産・育児に関する情報が記載された冊子です。
父子手帳は、配っている自治体と配っていない自治体があります。父子手帳を配っている自治体に住んでいる男性は、奥さんが母子手帳をもらうときに一緒に受け取れます。
父子手帳には夫が知っておきたい妊娠や育児についての最低限の知識が書かれているので、もらった旦那さんはしっかり読んでおきましょう。