卵白を食べさせた息子が、卵アレルギーを発症しました。発症してすぐに愛和病院(埼玉県川越市)に診察をお願いしました。この記事では、そのときの診察内容を記録としてメモしておきます。
これから愛和病院のアレルギー外来を受診する方、卵アレルギーになったらどんな診察をするのか?疑問に思っている方のご参考になれば幸いです。
卵アレルギー発症直後の診察(アレルギー検査)
卵アレルギーを発症してから1時間後に、愛和病院の小児を受診しました。
愛和病院の小児科には専門外来があり、そのなかの1つに「アレルギー外来」があります。アレルギー外来は特定の日にしか担当医師がいません。
私の場合、アレルギーを発症した日にアレルギー外来の担当医師がいなかったため、小児科にてアレルギー検査だけを行い、担当医師がいる日に検査結果とこれからの離乳食の進め方についての相談をすることとなりました。
検査方法
アレルギー検査の方法はいろいろありますが、「ブリックテスト」と「IgE(アイジーイー)抗体検査」の2つが代表的。愛和病院では「IgE抗体検査」をしました。
愛和病院以外を受診する方でも、アレルギー専門医がいる病院で検査をしたほうが良いと思います。受診する前に、お近くの病院に連絡することをおすすめします。
卵アレルギー発症から1週間後の診察(検査結果)
卵アレルギー発症から1週間後に、愛和病院に行きました。この日は、IgE抗体検査の結果をアレルギーの担当医師から聞きました。あわせて、今後の離乳食の進め方について指導を受けました。
IgE抗体検査の結果
まず、IgE抗体検査の結果から。
IgE抗体は、体にアレルゲンが入っているとつくられる物質のこと。血液の中のIgE抗体の量を調べて、何にどれくらいのアレルギー反応を起こすのかの見当をつけます。
結果の部分だけ下の表にしました。
アレルゲン名 | 測定値 | 基準値 | クラス | |||||||
クラス | UA値 | UA値 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
卵白 | 3 | 7.39 | 0.35未満 | ●● | ●● | ●● | ● | |||
卵黄 | 2 | 1.72 | 0.35未満 | ●● | ●● | ● | ||||
オボムコイド | 3 | 6.38 | 0.35未満 | ●● | ●● | ●● | ● |
クラスが「6」に近づくほど、強いアレルギー反応がおこります。
「オボムコイド」とは、加熱してもアレルギーを起こす性質を失わない耐熱性卵蛋白。卵はよく加熱することでアレルギーをおこす力は弱くなると言われてていますが、オボムコイドは熱の影響を受けにくいそうです。
上記の検査結果からわかる通り、息子は卵白にアレルギー反応を起こしています。卵黄もアレルギー反応を見せていますが、離乳食で食べさせたときにはそれほど大きな変化は確認できませんでした。
今後の離乳食の進め方
この検査結果をもとに、担当医師から今後の離乳食の進め方についてアドバイスをいただきました(以下)。
- 卵黄は今まで通り、食べさせて良い
- 卵白は1歳になるまで「必要最低限の除去」
- 1歳になったら再検査して、今後の離乳食の進め方を検討しましょう
ちょっと意外でしたが、卵白は1歳になるまで「必要最低限の除去」をするとのこと。
「必要最低限の除去」とは、食事から食べられないものだけを取り除くこと。しばらく原因物質を食べないようにして、症状がおきないようにすることで、体がアレルゲンに反応しにくくなるんだそう。
1歳になったら再びIgE抗体検査をして、その結果次第で今後の離乳食の進め方が決まるようです。
それまでは、卵黄は食べさせて良いとのこと。正直、また卵を食べさせるのは怖かったのですが、万が一、アレルギー反応がおきたときのためにお薬をもらいましたし、担当医師も「大丈夫」と言っていたので、卵黄だけ食べさせました。実際、アレルギーは起こりませんでした。
まとめ
卵アレルギーを発症してからの診察の流れは、電話で確認→受診して検査→検査結果の報告でした。
不安もありましたが、アレルギーの担当医師からお話を聞けたのでこれから卵アレルギー克服のために頑張っていこうと思います。
息子が1歳になったら今後の離乳食の進め方についてアドバイスがあるかと思うので、そのころにまた別の記事でご紹介したいと思います。